午前4時。気持ち悪さで目覚める。おっえーーーーーー!って私はまたやってしまったのか。過去の過ちから何も学ばない49歳児。
せっかくなので「うっ... ...(こみあげる胃液)、これはもしやあの時の... ...とおる、いや... ...まさる?... ...もしかしてケンジの?」と憧れのつわりごっこをしてみる。
そんなことをしても1ミリも気分はよくならない。水をがぶ飲みしてもう一度オフトゥンに入る。あー今日も仕事なのにな。仕事の前の日は2次会は行かない、午前様にはならないって神に誓ってたのにな。あっさりと神を裏切った。
だってさー、私のTwitterでの推し3人(師範、ayucowさん、玉山鉄二ことおじおじさん)に飲みに行こうよ、こさんじゅっぷんこさんじゅっぷん(小一時間の短いver.)って言われるのを振り切って帰れる人間いる?
そんな感じで尾てい骨骨折事件(駅長が知らない人に語り継いでくれているらしい)以来行っていなかったワインステーション+にリーデルのセミナーの後行ってしまったのです。
あ、そうだ。リーデルのセミナーの話をまずはせねば。そうです、昨日は六本木のザ・リッツカールトン東京で10代目ゲオルグ・リーデルのワイングラス・テイスティングセミナーというものが開催されていたのです。16500円か。なかなかするなと思ったけど、なんとグラス4脚(30800円相当)をそのまま持って帰っていいというもの。ワインビギナーなのに、一人暮らしなのに、なぜかワイングラスを27脚すでに持っているのに行くのかオマエ?と神の声が聞こえたけれど軽く無視した(神の扱いがここでも軽い)。
注:すみません、会場では皆様に30脚以上持ってるって言ってましたが正確には27脚でした。でも100脚以上持ってるって言ってた師範も76脚だったって。ブロガーって話を盛りがち😂
そんな感じでセミナーに参加することにしたのですが、ギロッポンですよ。鼠先輩ですよ。アン・ルイスですよ。リッツカールトンですよー!!ってムリ。一人で行くのこえ~って思った私は師範にエスコートしてくださいませんか?とお願い。そんなわけで0次会が始まりました。カンパーイ!
二人の匂わせラブラブ投稿をしてキャッキャキャッキャと喜ぶ中高年。満足。
では、いざ会場へ。リッツカールトンの門をくぐると、なんだか雰囲気のある狭い通路をずーっと歩くことに。師範にじゃあセミナーが終わったらここにおいで... ...とそっとリッツカールトンの最上階の部屋のカードキーを渡され... ...みたいなことになったらどうしましょうって妄想するくらいには雰囲気があった。
ボールルームに到着ー!
おおお!立派ー!!ってきょろきょろしてたらホテルの総支配人にお出迎えされた。
ayucow総支配人
それから鉄二、nagisaさんにも会えた。みんなちょっとドレスアップしてていい感じ。男性はスーツ着てると普段の2割増しに見えるって本当ですね。
左にayucowさん、右に師範
安心感のある座席につきました。
さて、おまちかね。10代目当主ゲオルグ・リーデルさん登場~!!
ってめっちゃカッコイイ。なんかアンソニーホプキンスをもっと強くした感じ。声も話し方もいい。好き❤
さてさて、セミナー開始。
はじめに色々リーデルの歴史やらなんやらを聞いてから、さっそく4つのワインを4つのグラスを使ってテイスティング。今回もらえるグラスはリーデル・スーパーレジェーロ・マシンメイド!(Leggeroって軽いって意味なんですね)
ではまずはこちらのソーヴィニヨンブランから!
①ソーヴィニヨンブラングラスに入れたものと
②シャルドネ用グラスに入れたもので比較。
ゲオルグさん曰く①だと果実味を強く感じるけど、②だと酵母の香りが強くでてしまっていますと。うーん、確かに。言われてみるとそう。特に②のグラスだと苦みを強めに感じる気がします。ふむふむー
続いてこちらのシャルドネ
ゲオルグさん曰く、
②シャルドネ用グラスで飲むとクリーミーでなめらか、ソフト、丸みのあるワイン、後味も美しい
③ブルゴーニュグラスで飲むと、シャープな形でワインが口に入ってきて、退屈なアロマになる、フルーティさがなくなる、ミネラル感・酸が前にでちゃう
とのこと。正直そこまでか?と思ったのですが、この後ホワイトチョコを食べながらワインを飲んだら目から鱗!ホワイトチョコを口に含みながら②で飲むと口の中のハーモニーが素晴らしかったけど、③で飲んだらありゃ?ワインがすっぱー!(あとちょっと苦い?)ってなりました。これは師範も同じ感想だったみたいで、びっくりしてました。香りは変わっても味は変わらんだろうという予想が完全に外れました。すごーい!ゲオルグすごいよー!!
どんどん行きます。次はこのピノノワール
とてもとても素晴らしいワインだそう。師範もこのワインを見つけた瞬間、え?今日こんなの飲めるの?すごいすごいーって興奮気味で。シロートな私はほほぅ、そーなのかー、そんなにすごいのかーってブタに真珠、猫に小判、無駄なとおる状態。
で、これを全部③ブルゴーニュグラスに注ぎます。えええ!すんごい香り!!シロートにもわかるよ、これは。レーズンが揮発してこっちにぐおおおーって立ち向かってくる感じ(なにそれ)。おおぉぉ...おおぉぉぉ...って一人で遠峰一青ごっこしてたら、隣で師範は「うおおぉぉ、これは... ...エロい。エロい」ってずっと言ってた。エロいワインって言うとフォロワー減るみたいだよ(無駄なとおる談)。
さて、存分に楽しんだ後、今度は②シャルドネグラスに移しました。香りは全然悪くないし、味変わらないよーな?というのが感想の私。それに対してゲオルグさんは樽の香りが全面に出て、オークジュースみたいになってる、ダメダメ、これはマリアージュじゃなくて離婚だよってな感じで言ってました。で、また③に戻した。あれ?なんか美味しくなった気がするー!!って私の舌も全く安定感がありませんでした。
最後はカベルネソーヴィニヨン主体のこちら
④ボルドーグラスに全部注ぐ
甘み、力強さ、タンニン強いけど、悪くないね by ゲオルグさん
これリコリスの香りがするそう。くんくんくんくーん。リコリス...いまだにナゾ。
③ブルゴーニュグラスへ全量移す
ゲオルグ:香りダメでしょ? 苦み強調されちゃうでしょ?
私:(イヤ、全然いい香りするんだけど。味も一緒な気が...。)
ゲオルグ:味タンニンだらけになりませんか?
私:(いや、そんなに...)
で、今度はカカオ70%チョコと合わせて飲んでみましょうと。
寂しく、愛されてないと感じるとき、忙しくて疲れている時、そんな時はチョコレート!だそう(それじゃあ私毎日チョコ食べないといかんじゃないかー😭)。
チョコを口に入れ、③のブルゴーニュグラスで飲んだら酸っぱかった。ゲオルグさんはまたダメ出しして離婚に例えてた。
で、今度はまた④のボルドーグラスに戻す。ゲオルグさん曰く、大恋愛パターンだよ!目を閉じて!ほら!大恋愛!って言われておぬしは催眠術師か!ってツッコミを入れたくなりました。でもそう言われると大恋愛なような気分になっちゃうわけですよ。なんか本当面白かった。
今回飲んだ4本がこちら↓(師範がスタッフさんに並べて~ってお願いした)
ゲオルグさんの言うこと全部に同意はできなかったけど、確かにグラスによって味が変わって感じられることがあるということがはっきりとわかったセミナーでした。
あとは完全に同意できたのが「愛している人とワインを飲みましょう!」ってやつですね。うんうん。
さて、セミナーが終わり、帰り支度をしている時に、師範のお友達?のぽんしゅさんという方がやってきました。そして師範が私のことを紹介してくれました。「あ、こちら文豪です!」って。イヤだわ、テレるじゃないー。「あ、ななです、よろしくお願いしまーす」って元気にご挨拶しましたら、ぽんしゅさんに
「あ。あーーー!あの!あのチクビの方!!」
って言われましてね。えっとー、なんか今軽く言いましたよね。この格調高いザ・リッツカールトンの赤い絨毯の上で。壱ノ型、弐ノ型、チクビの型、みたいにサクッと。鬼滅か?
(私は「チクビの型、千切り!」とかやればいいのか?)
そんな初めてお会いする御仁にいつのまにか認識されているとは私も偉くなったもんだ😎(違)(この日のブログのせいかと)
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
で、会場を去り、ワイステへGO!
カンパーイ!
師範と鉄二はサラダ、私とayucowさんはカレーを食べました。
師範もカレー食べたいっていうからハイあーん!❤
ayucowさんに「アーンを通り越してもはや介護」と言われた貴重なショットを置いておきます。
ワインもみんな美味しかったのですが、よく覚えていないのであとは師範が詳しく書いてくれるはず!
色々飲んでお話して楽しかった!そして午前様で帰り、そして次の日の朝...がブログの先頭の通りでして。あー飲み過ぎはいかん。でも楽しいとどうしても飲み過ぎちゃうんですよね。やれやれ
師範、鉄二、ayucowさん、今回もお付き合いいただきありがとうございました!また一緒に飲んでくださいねー!